ものづくりは素材から。
恵まれた自然を活かす自社農園。

お漬物の原料となる箱根西麓野菜を自社でも栽培しようと、平成24年(2012年)より自社農園「カメヤファーム」の運営に着手しました。
農園経営はまだまだはじまったばかり。
現在は、わさび、大根、生姜などの作物を中心に、よりよい野菜が育つよう、情報収集をしたり、土を改良したりと、
日々試行錯誤しながら手間ひまを惜しまずに取り組んでおります。

安心と美味しさを追求する
野菜づくりへの取り組み。

作物の根がしっかりと張るように柔らかく耕した畑で、5月から10月には生姜、10月中旬から2月には大根、また10月から5月にかけてわさびの栽培も行っています。わさび沢でつくられるイメージの強いわさびですが、畑では主にわさび漬の原料になる茎の部分を収穫しています。天城のわさび沢で採取した種をトレイにまいて苗を育て、それを畑に移植してから半年ほどで収穫となります。その間、日差しの当たり具合や温度・湿度の調整、蛾の幼虫やアブラムシといった害虫の除去など、作物にとってよい環境づくりをすることに余念がありません。またビニールハウスの中では、天城のわさび沢に植えるためのわさびの苗も育てています。

地域の素材を大切に
「箱根西麓三島野菜」

箱根山の西側、三島市佐野にある開墾して作られた農地は、日当たり、水はけ、風通しがよく、土壌も肥沃。適度な寒暖差もあり、良い野菜を育てる好条件に恵まれています。箱根西麓は古くから大根や人参、馬鈴薯などの栽培が盛んで、この地域で採れる質の高い野菜は「箱根西麓野菜」と呼ばれ広く知られています。中には三島馬鈴薯、三島甘藷、三島人参、箱根大根など、「三島ブランド」の認定を受けている野菜も数多くあります。
カメヤでもお漬物をはじめ、箱根西麓野菜を原料にした製品に力を注いでおり、この地域に位置するカメヤファームでの野菜づくりにも意欲的に挑戦しています。

カメヤの取り組みを
知っていただくための「季刊誌」

季刊誌「カメヤ通信」は、カメヤの製品づくりに関してはもちろん、
山葵(わさび)の産地から地域の情報・歴史、お取引のある農家の方々の特集、美味しい食べ方から〜ちょっとして豆知識まで、
様々な情報を掲載することでより多くの皆様に“わさび”の良さや、地域の事を知っていただきたく始めた情報誌です。