カメヤの美味しいワサビを育む
3つの自園わさび沢

カメヤには、天城地区(湯ヶ島・船原)に約3000坪、長泉に約700坪の自園ワサビ沢があります。
ここで収穫されるワサビは、年間8万~10万株(5~6トン)。様々なわさび製品に使われています。
長泉のワサビ沢では、最高級品種(真妻)のみを栽培。
また、箱根西麓にあるカメヤの農場でワサビの苗を育て、年間約5万株を自園のワサビ沢に供給しています。
  • 天城わさび沢
  • 長泉わさび沢
  • 伊豆船原わさび沢

ハンノキが優しく守る
わさびの成長。

湯ヶ島杉本地区にある「カメヤ自園わさび沢」や中伊豆地区の急斜面には「畳石(たたみいし)式」と呼ばれる棚田状のわさび沢が広がっています。地盤を深く掘り下げ、大きな石から中くらいの石、小石の順に積み上げて表面に砂を載せる形式で、その上にわさびが植えられています。傾斜地の上の方で湧き出た水は、わさび沢に敷きつめられた石の間を通り濾過されながら、下の沢まで流れ、どの段も絶えず清涼な水で満たされています。また、わさびは適度な日差しを必要とし、強すぎる日差しは嫌います。かつては水に強い落葉樹のハンノキがわさびの上に枝を伸ばし、日傘のような役割をしていましたが、現在ではその多くが遮光ネットに変わっています。

苗を植え付けて13ヶ月、
細やかに、手を掛けて。

わさびの栽培は一年中、植え付け・収穫の時期を沢ごとに少しずつずらして行っています。実生のわさびの種を採るのは6月初旬。出来の良いわさびを確かめながら、種の入ったサヤを集め、2週間ほど流水にさらしてサヤを外し種を採取します。種は11月ごろまで冷蔵庫で保管した後、苗をそだてる専門業者に預け、沢に植え付けるタイミングに合わせて育苗してもらいます。苗の植え付けから収穫までは約13カ月。その間、水の調整や雑草の除去、日当たりの調整などの管理を行います。わさびの葉を食べるガやチョウの幼虫、近年特に増えているニホンジカへの対策など、気を抜く暇がありません。手を掛ければ掛けるほどよいわさびができるのです。

最後まで慎重に、
美味しい状態をお届けする。

わさびの収穫は年間通して行いますが、冬場は目が詰んで堅く辛みも強く、夏場は辛みが薄くなります。根わさびの辛みが増して一番美味しいのは12月〜2月ごろ。また、目が細かく均等に揃ったわさびは育ちがよく、品質のよいわさびといえます。「自園わさび沢」で収穫したわさびはその場で、根と茎に分け、わさびを傷つけないよう木のへらなどを使って、汚れやひげ状の根を取り除きます。根は市場へ出荷し、茎はわさび漬などの原料となります。さらに高圧洗浄機で汚れを落とし、サイズごとに仕分けして出荷します。わさびの仕上げも箱詰めも綺麗に丁寧に。「箱を開けた瞬間のインパクトが大事」「天城のわさびは日本一」と自信を持って出荷しています。